時は1955年PANHEADがFLからFLHになるころ
ハーレーのオプションパーツに新たなケーブルラップが加わりました。
1955年からの新製品はナックルの時代のもこもこしたタイプとは異なり板状の形状に
真ん中部分が白くなったスタイルとなりました。
ケーブルコイル(ケーブルラップ)はビンテージハーレーやカスタム車両の
ドラムケーブルやプラグコードなどのドレスアップに
非常に手軽でオススメなアイテムですが
当時のハーレー純正ケーブルラップはすでに枯渇状態で
もしE-BAYなどで出てきても200ドル以上などで非常に高価で現在では、まず出てこないシロモノでした。
現在でもメッキタイプはレプリカがVTWINで販売されており
入手できますが、その他の純正で販売されていた
ホワイトを真ん中にした2色カラータイプはまず手に入らない状況でした。
なんとかHDオプションパーツのケーブルラップを復刻できないかと
長年思い描いておりましたが、人づてにやっと生産できるところを
見つけることができやっと製造までこぎつけることが出来ました!!
まずは当時のオプションパーツリストの復刻版を入手し
正確に品番とカラーの組み合わせを把握するところから始まり
実際の生産にあたっては当時のオリジナルの黒/白の切れ端を入手し
黒と白の色の比率数値をとり、現代のケーブル系に使いやすいように
寸法は若干大きめに生産しております。
今回活躍してくれたオリジナルのHDケーブルラップの端切れ
長年の紫外線の影響からかかなり固くなりパキパキ状態でした。
1957年のHDオプションカタログでは
91694-55 赤/白
91695-55 青/白
91696-55 黒/白
91697-55 緑/白
91698-55 茶/白
の合計5色が展開されていたことが確認できます。
今回の復刻にあたっては純正でも設定があった
品番91696-55黒/白タイプと品番91694-55赤/白タイプをご用意しております。
全幅と白の比率も純正と比較してもかなり近い数値に収まっており
非常に良い出来栄えになりました。
昔のドラムケーブル、クラッチケーブル、プラグコードはもちろんのこと
現代の車輌でもブレーキラインやプラグコードなどに使用でき
手軽に巻き付けることでレトロな雰囲気をプラスできます。
現在のところコロナの影響で入荷が遅れてしまっておりましたが
販売を開始しました。
私の長年の夢だったアイテムの復刻ができ、
ビンテージハーレーフリークの皆様から現行のハーレーを
楽しんでいる皆様まで幅広く楽しんでいただけるといいなと思っております。
2008 TC96のプラグコードに装着 レトロ感がでます。
2008 TC96のフロントブレーキラインに装着
ディスクブレーキのブレーキラインにもマッチしています。
取付も巻き付けてハサミでカットするだけで簡単です!
ぜひ巻き巻きしてみてください!!